(以下、完全に村外からの情報源に依拠した情報であるため信憑性は不明である)
休水はさらに住人が
「皿永(さらなが)の早瀬」と呼ぶ河川(公式には準用河川「皿奈川」)と接してるが、境界は数十メートルの切り立った崖となっており、かつては転落事故による死者が絶えなかったという。水道は井戸水と浄化槽に依存しているなど、上藤良とはインフラは分離されている。電力は上藤良方面から鉄塔を経由して引かれており、農業用水も上藤良方面から引いているが、これらが「何らかの事情で」止まった場合、生活が困窮することとなる。このような事情もあり、集落は極めて貧しく、文化的生活の水準は低い。
休水は藤良村の信仰上特別な地域と見られている。前述の「山祭り」では、普段決して休水を訪れることのない長者家の者たちが「おおかみ行列」として休水を訪れ、様々な神事が行われる。その他にも「獣肉の発酵食品」や「農作業などの折に顔に被るべき独特な面布」など、上藤良にも存在しない独特な習俗が存在するが、これらも宗教的な意味合いを持つと考えられる。
なお、上述の「皿永の早瀬」は休水住人からは不吉な場所として扱われており、
この川を経由して現れた者は「けがれている」として忌み嫌われるのだという。